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シンガポールSATS、中国・江蘇省の機内食メーカー株式50%取得

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機内食や空港ラウンジ事業などのSATSは2019年5月17日、完全子会社SATS China Co.Ltd(SCC社)を通じて、中国の食品メーカーNanjing Weizhou Airline Food Corp.,Ltd.と、株式50%を取得することで合意したと発表した。

SCCは、株式45%を約2,550万Sドル(約20億4,100万円)で、さらに5%の新株を約570万Sドル(約4億5,600万円)で取得し計50%を保有し、取引終了後SCC社は取締役会の過半数と、主要管理職を務める。取引には3年間で特定の財務目標を達成することについても盛り込まれている。

発表によると、Nanjing Weizhou Airline Food社は2001年江蘇省に設立された冷凍食品や機内食を手掛ける大手食品メーカーで、ISO 22000、ISO 9001、ハラール、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point、ハサップ)認証を取得した大規模生産施設を所有。中国全土の80の国内空港にサービスを提供しているという。

SATSのAlex Hungate社長兼CEO(最高経営責任者)は、「Nanjing Weizhou Airline Food社は主要な航空会社との強い関係を構築しており、中国の4大航空会社すべてが含まれている。自動化による調理の革新とプロセスの改善という文化を共有しており、このパートナーシップによるシナジー効果で、中国における流通、サプライチェーン、調達はより高い効率性を実現できる」とコメントした。

Nanjing Weizhou Airline Food社のLuo Bo会長兼ゼネラルマネジャーは、「中国の航空業界は急激に成長しており現在全国に229の空港がある。旅客処理量も11億を超えた。当社は過去19年間中国の航空業界にサービスを提供しており、その高い評判と、SATSのオペレーショナル・エクセレンスと高品質という最高の実績を組み合わせることで、新たな価値を創造し、共に成長できると考えている」とコメントした。

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